獣医師は、犬、猫、小鳥、牛、豚、馬といった飼育動物の診療や健康管理、保健指導を行います。
最近では野生動物の保護、希少動物の人工繁殖に取り組むなど、自然動物保護に貢献している人も多いです。
獣医師の将来性・就職先など
将来性
ペットブームにより動物病院の数も増加しており、獣医師は将来有望な資格といえます。
就職先
・ペットの動物病院
・ペットフードメーカーでの研究職
・農業関係団体
・畜産関連会社
・乳製品メーカー など働く場は広いです。
公務員として飼育動物の公衆衛生面に携わる人や、動物園・水族館などで働く人も。
動物病院を開業する人も多いです。
資格の種類
[国家資格]
農林水産大臣が認定する国家資格です。
獣医師になるには
獣医学科のある大学で獣医学教育を履修し、農林水産省が行う獣医師国家試験に合格し、獣医師免許の交付を受けなければなりません。
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獣医師国家試験の概要
→第68回獣医師国家試験の詳細はこちらから
受験資格
(1) 現行の大学の獣医学の正規の課程(6年制)を修めて卒業した者(平成29年3月31日までに卒業すると見込まれる者を含む。)
(2) 外国の獣医学校を卒業し、または外国で獣医師の免許を得た者であって、獣医事審議会が獣医師法第12条第1項第1号に掲げる者と同等以上の学力および技能を有すると認定した者
(3) 獣医師国家試験予備試験に合格した者 など
出題基準
・獣医療の基本的事項
・獣医学の基本的事項
・衛生学に関する事項
・獣医学の臨床的事項
※獣医師国家試験の出題基準が改正されました。平成27年度に実施する第67回獣医師国家試験から適用されます。
出題内容と出題数
- | 出題内容 | 出題数 |
必須問題 | 「獣医療の基本的事項」および、 「獣医学の基本的事項」、 「衛生学に関する事項」、 「獣医学の臨床的事項」のうち重要な事項 |
50問 |
学説A | 「獣医療の基本的事項」および 「獣医学の基本的事項」 |
80問 |
学説B | 「衛生学に関する事項」および 「獣医学の臨床的事項」 |
80問 |
実地C | 原則として「衛生学に関する事項」、 「獣医学の臨床的事項」について、 獣医療現場で実際に起こり得る症例・ 事例に関する基本的かつ重要な事項 |
60問 |
実地D | 原則として「衛生学に関する事項」、 「獣医学の臨床的事項」について、 獣医療現場で実際に起こり得る症例・ 事例に対する対処方法等の総合的な事項 |
60問 |
- | - | 330問 |
試験方法
多肢選択方式(マークシート)
試験日
2月中旬の2日間
合格発表日
3月上旬~中旬
※農林水産省ホームページ(http://www.maff.go.jp/)にその受験番号を掲示して発表します。
試験地
北海道、東京、福岡
受験手数料
13,900円
合格率
・83.7% (第63回:受験者数 1,266人、合格者数 1,060人)
・81.8% (第64回:受験者数 1,250人、合格者数 1,023人)
・81.7% (第65回:受験者数 1,237人、合格者数 1,011人)
・75.6% (第66回:受験者数 1,241人、合格者数 938人)
・78.8% (第67回:受験者数 1,299人、合格者数 1,024人)
→過去の獣医師 国家試験 合格率はこちらから
お問い合わせ
農林水産省 消費・安全局 畜水産安全管理課 獣医事班
〒100-8950
東京都千代田区霞が関1-2-1
TEL:03-3502-8111 (内線4530)
ダイヤルイン:03-3501-4094
FAX:03-3502-8275
獣医学部・獣医学科などを設置している大学
獣医学の課程をもつ大学は全国に16大学あります。
獣医学教育の詳細、大学への入学手続き等については、各大学へ直接お問い合わせください。
国立大学法人
・北海道大学
・帯広畜産大学
・岩手大学
・東京大学
・東京農工大学
・岐阜大学
・鳥取大学
・山口大学
・宮崎大学
・鹿児島大学
公立大学法人
・大阪府立大学
私立大学
・酪農学園大学
・北里大学
・日本獣医生命科学大学
・日本大学
・麻布大学